三洋商事株式会社

2025/6/16 Vol. 21

東京支店 

課長

神田 兼太郎(かんだ けんたろう)さん

(2008年10月入社)

出身:東京都江戸川区 

生年:1984年(40歳)

 


この会社を選んだ理由は?

大学を卒業して住宅メーカーで個人宅の営業をやっていましたが、土日の休みがなく、趣味の野球ができなかったことと、異なる業種の仕事に携わってみたかったこともあり、転職を考えていたところに弊社を知りました。

船舶は、私にとっては身近なものではなく触れたことはありませんでしたが、知らないものを一から学びたかったこと、前職と同じ営業職であったこと、カレンダーどおりに休みがとれることから興味が湧いてきて、2008年10月に24歳の時に弊社に転職しました。

私は江戸川区の葛西出身で、当時は実家に住んでいましたが、弊社までドア to ドアで30分しかかからなかった点も弊社を選んだ理由の一つです。

 


どんな仕事をしていますか

三洋商事は、救命胴衣、救命いかだなどの救命設備、消火器、消火ホース、自蔵式呼吸具などの消防設備などの法定備品、ガス検知器、係留用ロープなどの船用品、安全帯、防塵マスクなどの船舶で使用する消耗品を取り扱う一次代理店をやっており、船具商、海運会社や造船所をお客様として品物を卸しています。

弊社の営業は、品物を積極的に営業にかける仕事ではなく、先人が築いてくれたお客様と接するルート営業ですので、お客様との間で築き上げた信頼感を維持しながら仕事を継続していくことが重要です。

そのような中で私は、入社して2、3年は官公庁、船具商、海運会社を客先とした仕事を一通りやりましたが、先輩の社員の定年をきっかけとして、自衛隊を客先とする特殊な仕事に携わっています。


仕事のやりがいや魅力は?

我が国は島国であり船は重要なものなのですが、日常では、船に行くことや乗る経験がなかなかできません。その中で仕事を通じて経験を積むことにより、我が国にとって重要な海運業界を知ることができるところが面白いです。

また、弊社は法定備品を扱っていますが、法定備品に不備があれば船は出航できませんので、短納期を希望するお客様に対してなんとか応えることができると、心の底から“助かった!”と言っていただけることです。さらに、そのような実績を積むことでお客様との信頼関係がより厚くなるところです。

法定備品以外の消耗品などについては、お付き合いのあるメーカーさんから紹介いただいた商品を、お客様の要望に合致した提案ができて、かつ採用していただいたときは非常に達成感を感じます。

一方で、私自身は、自衛隊をお客様として仕事をしていますが、現在の情勢のとおり緊張感をもって日々働く自衛官の方々の空気感に触れられること、日頃行くことができない自衛隊の基地にも行けることや国防を担う重要な仕事に従事していることにもやりがいを感じています。 

 

職場の雰囲気は?

東京支店は、一言で言うとメリハリのある職場です。具体的には、就業時間中は比較的静かで、話をしても仕事の話題が中心です。仕事の話とはいっても、弊社は担当制ですので、それぞれの得意分野の情報を共有できるところが大変有意義です。一方で、定時の17:30が過ぎると、社員みんながくだけます。一気にリラックスして、雑談に励んでいる人もいますのでオン・オフの激しい職場だとも言えます。

社員はざっくばらんな人が多く、本社の人や目上の人をあだ名で読んでいる人もいますし、社内のゴルフコンペなどもあり、社員同士楽しく仕事ができる職場だと思います。仕事は忙しいですが、余計なストレスがない職場です。

 


会社のアピールポイントは?


弊社は、法定備品の取扱いが多いですが、船で使用する商品と言うことで、その他様々な物を取り扱っています。極端な話ですが、なんでも売っていい仕事で、いつでも商売のチャンスがありますので、わくわく感があります。

例えば、ゴルフのピンフラッグです。弊社ではSDGsの風潮の中でエコタイプの“エコスリー(商品名)”を開発・販売しており、エコマーク認証も取得しています。一部の海運会社では船の旗の材料として使用いただいており、日本郵船の社内報にも載せていただきました。

また、弊社は代理店ですので、取扱う商品の技術的な点を深掘りする仕事ではなく、仕入れ先とお客様との繋げ役として働けることです。例えば、ある商品を製造している会社が撤退してしまったためにお客様から“なんとかなりませんか”とのお問い合わせを受けた時に、その商品を作れそうな(その製品の製造に関わる基礎知識をお持ちではないかと思われる)仕入れ先に連絡して“製造できませんか”と交渉をすることがあります。仕入れ先の会社は図面を引くところから始める場合が案外多く手間がかかりますが、最終的には、新しい分野に進出することができたなどお礼をいただける場合もあります。一方で、お客様にも感謝されますし、互いに好循環の状況を演出することできます。

私が関わっている自衛隊が使用するアイテムについては、民間のお客様を対象とするものと比較してオリジナリティがあり、オーダーメードのものが多いことから、同じような繋げ役を担うことが多いです。  

 


チャレンジしたいことは?

三洋商事全体としての仕事は、さきほどお話ししたとおり、何を売ってもよい商売ですので、船で使用するものでなくても、自分からの発信で製品を広めたいと思っています。

現在、世界初の水中カイロがあります。これは、海中で90度の熱を2時間発することができ、50度の体感温度を維持できるものです。三洋商事の独占販売で、インターネットで普及活動を行っているところですが、認知されて需要が広がればよいと思っています。

担当している自衛隊との仕事では、人手不足で悩むニーズから作業効率改善に直結する製品(軽量化や、メンテナンスサイクルを伸ばせる)を提案し、採用してもらえる商品を全基地に広めたいと思っています。


働いていく中で心がけていることは?

営業業務というとプレゼン力が重要なイメージがあるかと思いますが、コミュニケーション能力で、受け答えをしっかり行う力の方がより重要だと思っています。この点、私は、先方から伺う内容について、自分の中できちんと要約し、何を知りたい、あるいは、何を望んでいるのかを正確に把握して、適切な返答ができるように心がけています。

これができなければ、弊社の仕事の基本である“誰に繋げたら話が進んでいくのか”を把握することができないということになりますので、極めて重要なファクターです。

 

休暇や残業について

暦どおりで、土日・祝日は基本的に休みです。残業はないとはいえませんが、残業代はすべて出ます。弊社の仕事は担当制ですので、スケジュールが立てやすく、有給休暇は必要に応じて自由に取れます。仕事は外出が多く、どうしても、帰社してから事務処理が発生しますので、平均して1日に1.5時間くらい残業しています。

一方で、子供に保育園生がいれば、フレックス制が認められます。

本社の社員は、経理などの総務を担当していますが、週2日在宅の者もおります。


趣味や休日の過ごし方は?

趣味の野球をやったり、外にいることが好きなので、子供を車に乗せてどこかに連れて行ったりしています。

また、弊社は接待が認められています。私はゴルフも好きなため土日・祝日に接待ゴルフを行うこともあります。お付き合いのある方との良好な関係を保つための良い機会だと捉えています。


いつもの一日

一般的な一日

9:00~

始業:メールチェック、FAXチェック、仕事の優先順位をつけて処理

11:00~

外出(市ヶ谷防衛省、横須賀の海上自衛隊基地など)

12:00~13:00

昼休み

13:00~

外出先に戻って打ち合わせ(場合によっては納品、納品物の事前検査への立会いがある)

16:00~

帰社:メールチェック、見積書・注文書の作成、納品物の仕分け・梱包・発送、

伝票請求書の作成

17:30 終業時間:残業を行い19:00頃退社

また、私もフレックス制を利用しています。私がよくやっているのは、10:00から18:30の勤務です。 

最後にひとこと

とても楽しくてやりがいのある職場です!

定年まで働きます! 

 

●会社情報

三洋商事株式会社【船具業】

〒104-0033 東京都中央区新川 1-17-25 

KDX東茅場町三洋ビル9階

TEL:03-3551-8151

FAX:03-3555-0370 

《ホームページURL  https://sanyotrading.jp/

(本件窓口 : 塚野様)