株式会社 宇津木計器

2024/2/20 Vol. 13

設計開発課
高橋 依里(たかはし えり)さん

設計開発課制御設計G主任

出身:京都市 


この会社を選んだ理由は?

電気・電子系を学んだ大学時代まで京都で過ごしたのち、横浜の医療系企業にSEとして就職し、その後弊社に転職しました。

それまでの仕事とは異なり、弊社ではハードウェアの設計ができるということで就職を決意しました。自分が設計したものが完成品として直接見られるというところに大きな魅力を感じたためです。また弊社の「未経験でもゼロから教える」ということばが転職の決意を後押ししてくれました。

 

電子傾斜計:MEMSセンサを使用し船体の傾きを計測する。
電子傾斜計:MEMSセンサを使用し船体の傾きを計測する。

どんな仕事をしていますか

バラスト制御装置※の設計です。バラスト制御装置で制御する機器に応じて内部構造を検討し、筐体、ボタンのデザインから液晶パネルのサイズといった部分も含め、お客様のご希望を伺い仕様を決定し図面を完成させるのが私の役割です。船は一隻ごとに配管の取り回しが異なることが普通で、バラスト制御装置もあらゆる面でオーダーメイドといえます。一方で、船主さんごとに好みの傾向というものもあります。

バラスト制御装置:タッチパネルを用いて機器の監視や制御を行う。(左:デスク型 右:自立型)
バラスト制御装置:タッチパネルを用いて機器の監視や制御を行う。(左:デスク型 右:自立型)

※バラスト制御装置:「バラスト」は船のおもりの役目。貨物が空になった際に海水をバラストタンクに注入することで船を安定させる。バラストタンクは船の前後左右に複数あり、それぞれの加減で最も効率の良い船の姿勢を実現できる。これらタンクに液面検出器を設け、船内の制御盤でタンクへの注水・排水を行うバルブ・ポンプを遠隔操作することにより姿勢制御をするのがバラスト制御装置。

 

仕事のやりがいや魅力は?

先ほども少し触れましたが、自分の設計したものが製品としてできてくるところを直接見られることが大きな魅力です。他にも、納品などのために本船へ伺う機会があるのですが、その際に弊社製品を船員さんが実務で使ってくださっているところを見ると大変嬉しいです。

宇津木計器のルーツともいえるクロノメーター等
宇津木計器のルーツともいえるクロノメーター等

職場の雰囲気は?

みなさんそれぞれ「ここが分からない」と聞けば手を止めて話を聞いてくださる様な、仲良しな職場です。部署内での上下関係を意識せず働けています。設計開発課としては10人在籍しておりその中の開発部隊を除けば7人体制です。私は普段工場建屋の3階事務所にいるのですが、製造現場をはじめ各部門の方々と直接対面して相談ができる環境なので助かります。また、製造中のものをすぐに見に行けるため仕事を進めやすいです。

会社のアピールポイントは?

私の担当部署からの視点としましては、お客様のご要望に最大限お応えするためのオーダーメイドに強い点は大きな強みだといえます。言い換えればいままで取り扱ったことのないものにも取り組んでいくチャレンジングな体制が強みともいえます。

多くのお客様が過去の実績を信頼して弊社を「計測のオーソリティ」と受け止めてくださっていることもアピールポイントですね。

弊社の男女割合は全体として男性6割、女性4割程度ですが、この業界では女性の割合が多い会社だといえそうです。部署内の協力が不可欠ですが社内男性で育休取得実績もできました。

 


チャレンジしたいことは?

オーダーメイドが弊社の強みであると申しましたが、一方でそれは標準的な仕様が定まらず属人的な仕事になってしまう恐れがあるといえそうです。これは船舶の特徴として一隻ごとに仕様が異なることが一般的であることから、弊社に限らず舶用工業界全体でそのような傾向があるといえそうです。このため、製品のベース・基準を定めてそこからお客様のご要望にそれぞれ対応していくようなスタイルを構築できれば、設計コスト面で有利になるのではと考えています。基準ができれば後輩の教育も効率的になることが期待できます。長い道のりですがそのような方向に進んでいければ良いなと思います。

働いていく中で心がけていることは?

就職してからしばらく経ち、後輩が増えてきていますが、私が教わってきたように彼らへ分かりやすく伝えたい、という思いを持っています。人に教えるということは自分がしっかり理解していないといけません。また、「今までこうしてきたから」という返答も説得力がありませんので、正直難しいのですがそうしないように心がけています。一方で、普段疑問にも思わないことを改めて新人に聞かれると自ら振り返る良い機会にもなりますね。


休暇や残業は?

忙しさに波はありますが、私の部署はだいたい月に10時間程度といったところです。なお、有給休暇が取りやすい環境です。忙しさの波は、季節的なものというよりはお客様のニーズの度合いによるもので年ごとに変わります。

趣味や休日の過ごし方は?

散歩やお買い物に行っています。

また月に1回ほどボランティア活動として、病気で長期入院をしている方のご家族が滞在している施設の清掃活動を行っています。職場外の方とつながりを持つことができて、業種が違う人と話をすることがとても楽しいです。

前職では決まったお休みがなかなか取れなかったため行けないことも多かったですが、現職では週休2日のお休みがきちんと取得できるので続けることができています。

 


いつもの一日

9:00

始業・課全体のミーティング(本日の業務情報共有、支援の要否確認)

9:20

設計業務・図面作成

12:00~13:00 昼休み
13:00~13:10 課内・図面チームのミーティング(主にパート・新人向けのフォロー)
13:10~15:00 設計業務・図面作成
15:00~15:10 中休み
18:00 終業/退社

※株式会社 宇津木計器では、業務効率改善を促進し、近い将来1日の業務時間を短縮することを目標にしています!


最後にひとこと

設計の仕事はとても楽しいです。

自分で設計した製品が納品されている船に乗ったときはとても感動しました。私が携わったフェリーに乗船することや、本船の係留されている港へ行くことが旅行の目的になることもあります。

ソフトウェア開発業界はめまぐるしく変化していきますが、船舶の業界は昔から根幹の技術が高いレベルで確立されていて現在でも通ずることが多くあるため、年配の技術者の方々と切磋琢磨できることも魅力の1つだと思います。

 

株式会社宇津木計器社屋
株式会社宇津木計器社屋


●会社情報

株式会社 宇津木計器【舶用工業】

〒245-0053 神奈川県 横浜市 戸塚区 上矢部町3530

TEL 045-813-1239

http://www.utsukikeiki.co.jp/

(本件窓口 代表取締役 宇津木 智 様) 

JR/地下鉄 戸塚駅西口(北側)から神奈川中央交通 乗り場 〔戸90〕上矢部循環 or〔戸98〕上矢部高校先回り 

鳥が丘第一公園下車 徒歩2分