

2023/2/2
Vol2.
高橋さん(令和2年入社)
船舶部船舶課
熊本県山鹿市出身
この会社を選んだ理由は?
自分は熊本の高校を卒業して親元を離れ長崎にある大学の附属高校に進学し、その大学に進んだときには、将来の就職のことも考えて船舶コースを選択して船の設計を主に勉強しました。
また、大学までは、サッカーに真剣に打ち込んでいました。
就職活動では、地元の熊本で仕事をするか、九州から出たことがなかったので経験として関東や関西などの都市に出て仕事をするか迷い先生に相談したところ、弊社「東亜鉄工」を勧められ、船舶設計の知識が役立つのではないかと思いもあり、ご縁があって採用いただきました。
入社当初は、船の修理に関する仕事を主に行っている会社ということもあって、学科で勉強していたことだけでなく他の知識が必要で戸惑うことも多かったのですが、現在は、仕事にもだいぶ慣れてきました。

どんな仕事をしていますか?
まだまだ経験も浅いので、営業のみなさんが頑張って受けた仕事を、現場工事担当者として、工程管理や現場技術者のみなさんへの指示といった現場業務と、工事費用見積もりや請求書の作成などといった事務仕事を担当しています。
お客様からは、細かなオーダーが入りますが、過去のケースも参考に工事費を想定して見積もりを作っています。
工事が終わったら、追加作業にかかった費用を加えて請求書を作ります。
また、船の工事の種類、例えば、国の定期的な検査を受ける工事では、関東運輸局へ工事完了報告用の資料を作成して提出する仕事もしています。

仕事のやりがいや魅力は?
工事担当者という、とても責任が大きい仕事なので、気が重たくなる時もありますが、自分が担当した船が無事完成して、大海原で活躍していることを思うと達成感がありますし、この仕事をしていて誇らしい気持ちになる瞬間です。
また、船舶の工事が完成した時には、国の検査官の方にも同乗していただいて、海上で実際に船を走らす試験(海上試運転)を行うのですが、航行しているときに、前に担当した船とすれ違う時もあって、無事運航しているところをみるとホッと安心します。

職場の雰囲気は?
入社当初は、この業界は職人気質な方が多くて、コミュニケーションがとりづらいのではないかと思っていましたが、実際は業務でわからないところを先輩に質問すると、とても気さくでわかりやすく教えていただけますし、先輩・後輩で分け隔てもなく、とてもコミュニケーションがとれやすい職場だと思います。

会社のアピールポイントは?
先輩・後輩で分け隔てもなく、とてもコミュニケーションがとれやすい職場というところは当社のアピールポイントと思います。
また、設備面では、関東でも数少ない長さ104mの乾ドック(船体の検査や修理などのために水を抜くことができる造船所の主要設備)があり、大きな船にも対応できることは、営業面でも大きなアピールポイントになっていると思います。
チャレンジしたいことは?
先生の勧めもあって入社しましたが、今ではこの仕事が自分に向いていると思えるようになりました。
ただ、知識や経験が豊富な現場の技術者のみなさんに対して、経験浅い自分が指示を出さなければならないので、自分の指示が正しいか不安になることもまだまだあります。最近は、徐々にですが、自分の指示に納得いただける場面も増えてきましたので、さらにスムーズに工事を進めていけるように、もっと仕事の知識を深めて、近い将来、先輩技術者のみなさんからも安心して任せていただけるようになりたいと考えています。

働いていく中で心がけていることは?
この業界に限らず、製造業ではやはりケガや事故をしないよう安全面に十分気を付けて作業をしなければなりません。一つ間違えれば大きなケガや事故につながる危険がありますから、現場の技術者のみなさんには、十分に注意するように普段から注意・声かけするよう心掛けています。

休暇や残業は?
休暇は取りやすい環境だと思います。連休に合わせて長期休暇を取得して実家に帰省することもあります。
仕事の立て込み具合によっては、休日出勤もありますが多くはありませんし、前もってわかるので計画も立てやすいと感じています。
残業はほぼありませんが、関東運輸局に提出する工事完了報告資料を作成する場合は、船主(船の持ち主)さんの希望もありますので、それに間に合うよう残業することがあります。
例年、年度末は、例えば役所の予算の関係で工事が立て込みやすくなって、自分の仕事も忙しくなるので残業が発生しやすくなります。その時は、定時に帰宅する日や少し残業する日など、日々の業務にメリハリをつけられるようスケジュールを調整して業務を行っています。
趣味や休日の過ごし方は?
休日は、友人たちとご飯を食べに行ったり、買い物に出かけたりすることが多いです。学生時代はサッカーに打ち込んでいたので、いつかはまたやってみたいと思っています。
いつもの一日
7:30 | 出社/始業準 |
8:00 |
始業/ラジオ体操 危険予知活動(その日の作業に潜む危険を予知し具体的な対策を共有すること) 現場作業(作業員への指示や工程確認等) 事務作業(見積書等の作成等) |
10:00 | 休憩(10分) |
10:10~ |
現場作業(作業員への指示や工程確認等) 事務作業(見積書等の作成等) |
12:00~13:00 | 昼休み |
13:00~ | 午前中の作業の続き |
15:00~ | 休憩(10分) |
15:10~ | 作業の続き |
17:00 | 終業/退社 |
19:00 | 帰宅 |
最後にひとこと
この業界で仕事をする上では、コミュニケーション能力が必要だと思います。自分は、高校の時から親元を離れて寮生活してきたおかげもあり、コミュ力には若干自信があります
コミュニケーションをとるのが苦手に思っている方もいると思いますが、働く上では、コミュ力はとても大切なことだと思いますし、職場でコミュニケーションを上手にとることができれば、自分がより効率よく働ける環境づくりにつながると思っています。
仕事をスムーズに進めるため、無用なストレスをためないためにも、学生の時からコミュニケーション能力を磨いてください。
●会社情報
東亜鉄工株式会社【造船業】
神奈川県横浜市鶴見区安善町1-3
東亜鉄工株式会社

