インターンシップの概要

インターンシップは、学生の方を企業に迎え入れ、実際に業務や研修を行い、就業体験をする制度です。学生にとっては、働くことへの意識が高まり、社会人として働くことへの気持ちの切り替えがスムーズになります。

企業のみなさんには、自社の求める人材像を明確にすることで雇用のミスマッチによる早期の離職を防ぐなどのメリットがあることから、インターンシップ制度を導入する企業は年々増加しています。

インターンシップを行うメリット

  • 学生のみなさんが業界に対する理解を深めて仕事の知識を身に着けることができるため、人材育成や自社のPRができること
  • 社員の方との交流や社内の雰囲気を実感することにより、入社後のミスマッチによる離職防止が期待できること
  • インターンシップ中の学生との交流を通じて、将来有望な人材の発掘ができること

などが挙げられます。

インターンシップの実施について

インターンシップを受け入れる際には、受入企業が学生を派遣する学校と直接調整するのが一般的です。
自治体によっては、始めてインターンシップ制度を利用する企業のサポートを行う場合があります。(以下参照)

神奈川県

神奈川県では、インターンシップについて企業と学校の間に入って調整・支援を行ってくれる連合体(コンソーシアム・サポーター)が県内10地区に配置されています。
連絡先等については、関東運輸局へご連絡ください。

千葉県

若年者を取り巻く環境の改善を図るため、児童・生徒・学生の職業意識の向上と将来の人材育成を図ることを目的に「千葉県インターンシップ推進連絡協議会」を設立しています。 

カリキュラムの例

インターンシップ実施に当たり、事前にカリキュラムを策定します。以下はその一例です。

なお、学校側との十分な調整をお願いします。

高校(小売業・営業職等)

1日目  オリエンテーション(概況・服務等)
2日目 店舗実習(陳列・品出し)
3日目 同上
4日目 店舗実習(営業補助・接客)
5日目 同上・まとめ(最終日)

大学等(製造業・品質管理等)

1日目  オリエンテーション(概況・服務等)3日目
2日目 店舗実習(陳列・品出し)
3日目 品質検査実習・データ作成
4日目 同上
5日目 研究開発実習
同データ作成
 6日目~
10日目
 製造機器メンテナンス説明
製品製造実習等
レポート作成・意見交換等(最終日)

インターンシップ実施の流れ

  1. 受入登録 (登録シートを千葉労働局職業安定部職業安定課若年雇用対策係あてFAXまたは電子メール)
  2. 学校・学生等からの申込み・受入条件の確認 (必要に応じて選考)
  3. インターンシップ等の実施 (カリキュラムの例参照)
  4. 感想・アンケート等の作成

造船事業者等の地域連携によるインターンシップ等実施ガイダンス

造船事業者によるインターンシップ実施の際の留意点等を掲載したガイダンス(平成27年に国土交通省海事局船舶産業課作成)が下記リンク先に掲載しておりますのでご活用下さい。

※内容が見直されている場合がありますのでご注意ください。